グリッパーのハンドルについて

現在、巷で出回っている強度の高いハンドグリッパーのハンドルはほとんど「アルミニウム」という金属材料で作られています。

なぜアルミニウムなのかというとプラスチックのハンドルでは細いと高強度のバネを支えきれないです。
プラスチックで支えきれるようにしようとするとハンドルがかなり太くなって握りにくくなってしまいます。
(ドンキとかにたまに太いのありますよね)

これは70㎏のグリッパーですが、
このように金属以外のハンドルは太くて握りにくいです。

でもなぜアルミなのか、鉄でもいいのではないか。
鉄の方がアルミニウムよりも安くて重量感があり、高級感も出る!
実際にハンドルが鉄のグリッパーもあります。
下の画像は私が所有しているグレートハンドグリップという国産のグリッパーです。ハンドルが鉄なのでかなり重いです。

尚、ご存じの通り表面処理をしていないと鉄は錆びますので何らかの表面処理が必要です。
(上記のグレートハンドグリップは黒色のメッキ)
鉄だと錆びやすいというのもアルミになっている理由の一つですね。
クロムメッキのバーベルを持っている人なら知っていると思いますが、
クロムメッキでも下地が鉄だと徐々に錆びていきます。

またハンドグリッパー自体の重さが軽い方が、トレーニングで使う時に柔らかく感じて鍛錬の効率が上がるということをCOCの販売元であるIRONMIND社が長年の製品改良を繰り返すうちにたどり着いた結論だそうです。
結果、鉄のハンドルよりも軽いアルミハンドルが採用されてベストセラーになりました。

そのためCOCグリッパーを真似して数々のアルミハンドルの高強度グリッパーがいろんな国で販売されています。

そして外観を良くするためにアルミにクロムメッキしてみたり、アルマイト処理してみたり、青や赤や緑でカラーリングしてみたりと様々なバリエーションがあります。

さて、ここからが個人的な感想も交えての見解です。

今までさまざまなアルミの表面処理のハンドルのグリッパー達を使ってきて感じたことはアルミハンドルのハンドグリッパーでトレーニングする際はメッキや塗装が無い、いわゆるアルミ無垢材の方が断然トレーニングしやすいです。

なぜなら表面処理の無いアルミ無垢の方がチョーク等の滑り止めの馴染みが良いからです。
滑り止めの馴染みが良いだけでなく何も付けてない状態でもアルミ無垢の方が滑りにくいです。

実際にヘビーグリップシリーズ(HGシリーズ)だと、ロットによってクロムメッキしているロットと、メッキなしのロットがあったりしますが、メッキ無しのロットの方が明らかに滑りにくいです。

私の所有しているHG300
(HEAVY GRIP 300)

上がメッキ無しで下がメッキ有りです。
上のメッキ無しの方が滑りにくく、圧倒的にトレーニングに使いやすいです。
HGグリッパーを購入した際にメッキが有るか無いかは運次第ということもありますが
メッキが無い個体を引いた人は運がいいです。

RBグリッパーにおいてもロットによってメッキ有り無しがあります。

これは私が所有しているRB240のメッキ有りと無し。
上がメッキ無しで下がメッキ有りです。ただRBに関しては元々ローレットがかなりキツめなのでメッキ有りでも結構滑りません。(痛いです)
ただ、比べるとやはりメッキ無しの方が滑りにくいです。
2020年以降の最近のロットのRBグリッパーはまだ持っていないのですが、今後はメッキ無しを作っていただきたいものです。

強度を調整できるスーパーグリッパーに関しても、滑り止め効果を上げるために表面の塗装をヤスリで削り落としたことがありますが、実際に滑りにくくなりました。

あえて粗めに削ってざらざらにしてかなりグリップ感が上がり、使用した時のガッチリ感が上がりました。

ということで、グリッパーのハンドルに関しては最もおすすめなのがアルミの塗装やメッキ無しのモデルになります。
アルミでメッキや塗装の無いモデルのグリッパーでおすすめなのは以下の3つのメーカーです。
・COCグリッパー
・GHPグリッパー
・スタンダートグリッパー

左がスタンダードグリッパー、真ん中がCOC、右がGHPです。

COCグリッパーはロットによってローレットの粗さが異なっていますが最も入手しやすいです。
スタンダードグリッパーはハンドルの直径が少し太めで個体差は少な目です。
GHPは最もローレットがしっかりしていて全ての強度で幅が広めに設定されています。
それぞれのグリッパーには癖があるのでお好みに合わせて選んで下さい。

個人的にはGHPが好きです。

ちなみにバーベルのシャフトの表面処理に関しても金属無垢材の方が滑りにくいです。
さすがにアルミの材質のバーベルシャフトは無いですが鉄のシャフトでもメッキや塗装が無い方が滑りにくいというのは共通です。

パワーリフティングの世界大会でも使用されてるエレイコのバーベルシャフトは鉄のむき出しの素材です。
むき出しの鉄の表面が最も炭酸マグネシウム(チョーク)が馴染みやすく、滑りにくいです。
その代わり錆にはめっぽう弱いですが…

錆やすさというデメリットを諦めてでも滑りにくさに拘ったシャフトと言えます。
詳しくは以下のページをご覧ください。いろんなタイプのローレットを比較しています。

https://www.mbcpower.jp/hpgen/HPB/categories/17779.html

グリッパーはアルミ素材なので錆の心配はありません。
見た目を重視してメッキや色付けをしている商品が見受けられますがトレーニングでの使いやすさを考えた場合、アルミ無垢以外は考えられません。

グリッパーはアルミむき出しこそ至極なのです。